Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOが5億ドル相当の株式を寄付
「資産の半分以上をなんらかの慈善事業に寄付する」取り組みGiving Pledgeに参加するマーク・ザッカーバーグ氏が、その一環として非営利慈善団体にFacebookの持ち株1800万株を寄贈すると発表した。
米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは12月18日(現地時間)、保有するFacebookの1800万株を米カリフォルニア州に拠点を置く非営利慈善団体「Silicon Valley Community Foundation」に寄贈すると発表した。18日の終値で換算すると、1800万株は約5億ドルに相当する。
ザッカーバーグ氏は2年前、米Microsoftのビル・ゲイツ会長などの呼び掛けでスタートした慈善的取り組み「Giving Pledge」に妻のプリシラさんとともに参加したという。Giving Pledgeの参加者は、生存中あるいは死後に資産の半分以上をなんらかの慈善事業に寄付すると宣言している。
ザッカーバーグ氏は2010年にはニュージャージー州ニューアークの資金難の学校支援プロジェクトに1億ドルを寄付した。
今回のSilicon Valley Community Foundationへの寄付は、同団体の教育と医療に関する新プロジェクト立ち上げをサポートするものとしている。
ザッカーバーグ氏は5月にFacebookの社会貢献機能「臓器提供ステータス」を発表した際、すい臓がんで肝臓移植を受けて闘病した後亡くなった米Appleの故スティーブ・ジョブズ氏との友情と、小児科医を目指しているパートナー、プリシラ・チャン氏の影響を受けたと語っている。
28歳のザッカーバーグ氏は、9月に発表されたForbesの世界長者番付で36位。発表段階での推定資産は94億ドルだ。同氏が保有するFacebook株式は5億360万株で、来年9月までは持ち株を売らないと宣言している。
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