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Amazon EC2のクリスマスイブ障害、25日午前にようやく復旧
12月24日午後にAWSの北バージニアのデータセンター(東リージョン)で発生したEC2の障害は、25日午前にようやく修復され、同サービスを採用する動画配信サイトNetflixのサービスも正常に戻った。
米Amazon Web Services(AWS)の北バージニアのデータセンター(東リージョン)で12月24日(現地時間)午後1時に障害が発生したEC2は、翌25日の午後9時41分にようやく復旧した。この障害の影響で一部のユーザーがサービスを利用できなくなっていた米動画配信のNetflixも午前8時45分に公式Twitterでサービス復旧を報告した。
AWSのステータスページによると、24日午後1時ごろにElastic Compute Cloud(EC2)のインスタンス間でアプリケーショントラフィックの負荷を自動的に分散するElastic Load Balancing(ELB)のAPIのエラーレートが上昇し、設定変更などを試みたが25日の午後4時36分の段階でもまだ復旧していない。午前9時41分のリポートで「ELB APIは完全に有効になった。回復動作が完了するまで、しばらくは遅延がみられる」とし、午後12時2分にようやく完全復旧を報告した。
このトラブルでは、Netflixの他、米salesforce.com傘下のHerokuも影響を被った。AWSを採用している米Pinterestでもクリスマスイブから25日にかけて接続しにくくなる問題が生じたが、AWSの障害と関連するかどうかは不明だ。
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