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エニグモ創業者・田中CEOが退任 再び起業目指し「きっぱり抜ける」
「BUYMA」を運営するエニグモ創業者で共同CEOの田中禎人氏が同社から退く。海外での起業を目指し、「きっぱり抜ける」ことにしたという。
エニグモは1月21日、創業者で代表取締役共同CEOの田中禎人氏が4月26日開催予定の定時株主総会で退任すると発表した。取締役も辞任する。同社は昨年7月に東証マザーズに上場を果たしており、田中氏は数年前に自ら決めた「上場を果たし、英語圏進出への第一歩まで達成できたら自分はエニグモを離れ、また一からアメリカで起業するという決断」を実行するという。
同社は2004年創業。同社が公表した田中氏のあいさつによると、「2002 年の秋、そろそろ起業せねばと思い、新しいビジネスモデルを毎日考えるようになりました。十数個思いついた中で一番ワクワクし、成功確率も高いと思えたのがBUYMAでした」。BUYMAはファッションECサイトとしては国内2位の規模に成長し、昨年には新規上場も果たした。「いずれ後進に道を譲り、エニグモを託す。新陳代謝の良い勢いのある会社にする」と、同社を「卒業」することを決めたという。
田中氏は「会長や取締役として残ることも検討しましたが、やはり自分の価値観やスタイルとは違うため、『やめるときはやめる』ことにしました」「2社目へのチャレンジ。半端な気持ちではできない。初心に戻る気持ちも込めて、きっぱり抜けることにしました」と述べている。
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