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アナログシンセの名機がミニサイズで復活 コルグ「MS-20 mini」
iPadアプリにもなったアナログシンセ「MS-20」がハードウェアで復活。回路を完全再現してちょっと小さくなった「MS-20 mini」として登場だ。
コルグは、アナログシンセサイザーの名機「MS-20」をミニサイズで復刻した「MS-20 mini」を3月上旬に発売する。当時の回路を完全再現しているという。価格は5万2290円。
MS-20は1978年発売のモノフォニックシンセサイザー。iPadアプリ「iMS-20」などを含めると販売数はのべ30万に上るという。
新たなハードウェアとして復活するMS-20 miniは、MS-20のエンジニアが開発リーダーとなって当時の回路を完全に再現。代替部品が必要な部分はエンジニアの耳で判断して当時のサウンドを再現したという。miniのサウンドは「少しブライトで過激に聞こえるかもしれません。それは発売当時の部品劣化のない状態のオリジナルのMS-20のサウンドそのものです」(同社)
「モジュラーシンセサイザーを気軽に使いやすく」「机上に壁を」とコンパクトに設計されたMS-20のコンセプトを受け継ぎ、さらに気軽に使えるようMS-20の86%に縮小したミニサイズ。パッチコードは標準プラグからミニプラグに変更している。小さいながらもノブ形状や印字の再現にこだわっているという。パッケージや同梱マニュアルなども当時のものを極力再現する。
MIDI INとUSB-MIDIを備え、シーケンサーによる演奏も可能だ。
サイズは493(幅)×257(奥行き)×208(高さ)ミリ、重さ4.8キロ。パッチコード10本が付属する。
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