ヤフーが1月29日に発表した2012年4〜12月期決算は、売上高が前年同期比10.3%増の2450億円、営業利益が同11.7%増の1354億円、純利益は14.0%増の832億円となり、売り上げ・利益とも2けた成長を達成した。
スマートフォン向けリスティング広告やディスプレイ広告などが伸びたほか、グリーとの提携でゲーム関連の売り上げが拡大。求人、不動産などの情報掲載サービス、データセンター関連の売り上げも伸長した。業務委託費や広告宣伝費などコスト削減も利益を押し上げた。
通期の見通しを上方修正し、売上高は3322〜3382億円(前期は3020億円)、純利益は1106〜1121億円(同1005億円)を見込む。1株当たりの年間配当予想は約10円引き上げ、382〜387円に修正した。
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