Amazon非公式「Amazonガチャ」に「商標権侵害では」と批判 新規受付中止
4日にスタートしたサービス「Amazonガチャ」について、「サービス名がAmazonの商標権を侵害しているのでは」などとネットユーザーから指摘があり、5日夕、サービスの新規受付が中止に。
筑波大学発のベンチャー企業・BearTail(茨城県つくば市)が2月4日にスタートしたサービス「Amazonガチャ」について、「サービス名がAmazonの商標権を侵害しているのでは」などとネットユーザーから指摘があり、5日夕、同社はサービスの新規受付を中止した。同社は「『Amazonガチャ』は現在、商標登録されておらず、サービス名として利用可能との判断している」と釈明。サービスの仕組みを詳説し、理解を求めている。
Amazonガチャは、月額5000円を支払うと毎月、Amazonからランダムに約4500円分の商品をピックアップして注文し、届けるというサービス。「刺激ある出会いを買い物に求めるハイクラス(金銭的にも、精神的にも豊か)なユーザー向け」で、「何が届くかわからないワクワク感と意外性」があるとアピールしていた。
開始直後から、「サービス名がAmazonの商標権を侵害しているのでは」「本当に4500円分の商品が届くのか」といった批判や疑問の声がネットユーザーからあがり、同社は5日、「説明不足により誤解を与えた」としてWebサイトに説明文を掲載した。
説明文では、「『Amazonガチャ』『AmazonGACHA』は現在、商標登録されておらず、サービス名として利用可能との判断している」と見解を公表。Amazon.co.jpの利用規約から、Amazonが保有している商標一覧をコピーし、「Amazonガチャ」「AmazonGACHA」が含まれていないことをアピールしている。
また、サービス内容については、85万語の辞書からランダムにピックアップした1語でAmazonに検索をかけ、合計4500〜4600円の範囲に収まるよう商品を購入。Paypalの決済手数料が220円かかるため、同社の取り分は280円以下だと料金の内訳を説明し、理解を求めている。
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