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Appleの“iWatch的な”端末の出願書、米特許商標局が公開
Appleが腕時計タイプのウェアラブル端末を開発中といううわさを裏付けるような特許出願書類が公開された。
米Appleが腕時計タイプのウェアラブル端末を開発中といううわさを裏付けるような特許出願書類を2月21日(現地時間)、米特許商標局が公開した。Appleはこの端末の特許を2011年8月に申請しており、特許番号は20130044215。
出願書の件名は「フレキシブルディスプレイ付きの双安定スプリング」となっており、説明によると、スラップブレスレット(80年代に流行した帯状のブレスレット)状の端末で、腕に巻いて留める部分が“双安定スプリング”になるという。米AppleInsiderが出願書類付属のイラストを紹介している。
このブレスレット端末は無線アンテナ、バッテリー、ICチップ、データと電力のためのコネクタを搭載し、腕に巻いたままディスプレイにさまざまな情報を表示でき、ブレスレット端末同士や他の端末(iPhoneなどだろう)と交信できる。ディスプレイはタッチ対応で、内蔵センサーでディスプレイの状態(腕に装着しているのか平面に置かれているのかなど)を判断し、表示方法を最適化する。自動巻(キネティック)機能とソーラーパネルも備える。
2月11日付のReutersの記事によると、AppleはiOSで動作する腕時計のような形状の端末を試作中で、台湾Hon Hai Precision Industry(鴻海精密工業、通称Foxconn)とこの端末について協議したという。
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