Google、Chrome責任者によるAndroid責任者兼任を発表 アンディ・ルービン氏は新職に
2005年のGoogle入り以来Androidを統括してきたアンディ・ルービン氏が“Googleの新たな章を開くため”、AndroidをChromeやGoogleドライブの責任者、スンダル・ピチャイ氏に譲る。
米Googleは3月13日(現地時間)、Androidを統括するモバイル/デジタル コンテンツ担当上級副社長のアンディ・ルービン氏に代わり、Chrome/Apps 担当上級副社長のスンダル・ピチャイ氏がAndroidのリーダーも兼任すると発表した。
ラリー・ペイジCEOによると、「Androidでの当初の目標を大きく超えた今、アンディはAndroidのリーダー役を他に譲り、Googleで新たな章を開く決心をした」という。ペイジ氏は「アンディ、もっとmoonshots(Googleが夢のようなプロジェクトを形容する表現)を!」と書いている。ルービン氏はProject Glassや自動運転カーなどを開発しているGoogle Xプロジェクトに参加するのかもしれない。
ルービン氏は2005年8月にGoogleがAndroidを買収した際にGoogle入りし、ずっとAndroidを統括してきた。Googleは2007年11月にAndroidを発表した。
Androidは今や、累計7億5000万台がアクティベートされるという巨大なモバイルプラットフォームに成長した。
ルービン氏の後任となるピチャイ氏は、2004年のGoogle入り以来、Gmail、Google Maps、Chrome、Google Driveなどの製品管理を担当してきた。
Googleは2012年6月に「Chrome for Android」をリリースしている。また、Androidのパーソナルアシスタント機能「Google Now」は近いうちにデスクトップ版のGoogle Chromeでも利用できるようになるとみられている。
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