次のiPhoneは「5S」ではなく「6」にすべき──iMacの名付け親がAppleのネーミングに一言
かつてAppleの故スティーブ・ジョブズ氏の製品ブランディングをサポートしたクリエイティブディレクターで「iMac」の名付け親としても知られるケン・シーガル氏が、iPhoneのネーミング方法に苦言を呈した。
6月には出るといううわさもある米Appleの次期iPhone。モデル名は、「iPhone 4」の次が「iPhone 4S」だったように、「iPhone 5S」になるとみられている。
だが、Appleは次期iPhoneのモデル名を「iPhone 6」にすべきだと、元Appleのコンサルタントで「iMac」の名付け親としても知られるケン・シーガル氏が自身のブログで提言した。
シーガル氏は、アナリストらによるとAppleは2年ごとにiPhoneをメジャーアップデートしているので、その間の小規模なアップデートモデルは「S」付きにする方針だとしているが、個人的にはこのネーミング方針に反対だという。
そもそも、メジャーアップデートだったはずの「iPhone 5」は大画面やカメラの改良など多くのアップデートはあったものの、“漸進的アップデート”という評価が主流だった。そうであれば、新しいiPhoneのモデル名はシンプルに数字を足していく方がいいとシーガル氏は主張する。「7のアップデートは6の時よりも少ない、と言いたい人がいても知ったことではない」し、「新しいモデル名を授ける価値のある製品であれば、新しい番号を付けるべき」と語った。「“S”にどういう意味があるのか正確には知らないが、6は5より上だということならよく分かる」
同氏は米広告代理店TBWAのクリエイティブディレクターとして故スティーブ・ジョブズ氏のブランディングをサポートし、2005年〜2008年にはAppleのコンサルタントを務めた。「Think Different」キャンペーンやiMacのネーミングのエピソードを記した書籍も出版している。
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