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Mozilla、「Firefox OS」を推進したゲイリー・コバックスCEOの退任を発表
2010年にCEOに就任し、Firefox OSをはじめとするMozillaのモバイル戦略を推進してきたゲイリー・コバックス氏が、「目標を達成した」として年内に退任する。
Mozillaは4月10日(現地時間)、Mozilla Corporationのゲイリー・コバックスCEOが年内に退任すると発表した。同氏は取締役として留まる。Mozillaは後任探しを始めたという。
コバックス氏は2010年10月、同社3代目のCEOに迎えられ、モバイル戦略を推進した。特にFirefox OSでのパートナー企業との提携で手腕をみせた。同氏は米Nuanceに買収されたカナダのモバイル企業Zi Corporationや米Adobe Systemsでモバイル関連の幹部を務めた経験を持つ。
Mozillaは、Firefox OS、HTML5アプリ、「Firefox for Android」などの構築でMozillaにモバイルDNAが組み込まれ、コバックス氏は目標を達成したとしている。
Firefox OSは今後、同日COO(最高執行責任者)に任命されたジェイ・サリバン氏が統括する。また、Firefox OSの端末パートナー関連はモバイル端末担当上級副社長に任命されたリー・ゴン氏が担当する。
ミッチェル・ベイカー会長は会長としての役割を拡大し、通常業務により深く関与するという。
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