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世界最小・最軽量の非接触型静脈センサー、富士通が実用化

薄型のノートPCやタブレットなどにも搭載できる世界最小・最軽量の非接触型静脈センサーを、富士通が実用化した。

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 富士通と富士通フロンテック、富士通研究所は4月12日、世界最小・最軽量の非接触静脈認証センサーを実用化したと発表した。サイズは、25.0(幅)×25.0(奥行き)×6.0(高さ)ミリ、重さは約4.0グラム。薄型のノートPCやタブレットなど幅広い電子機器に搭載できるという。

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 撮影に使用する照明系・光学系をあらたに設計し、サイズは従来比5.2ミリ薄型化、重さは従来比56%削減した。手のひらで認証するセンサーだが、指や手の甲を含むさまざまな静脈認証装置の中で最小・最軽量という。

 現行製品と同様、手のひら静脈を連続して撮影し、その中から認証に最適な画像を瞬時に選び出して自動的に照合する機能を搭載。タッチするような感覚で認証でき、高精度、軽快な操作性を実現しているという。登録・認証データ形式の互換性、かざし方など運用方法は現行製品と互換性を保った。

 非接触型手のひら静脈認証技術は、同社が03年に開発し、04年から装置の販売をスタート。手のひら静脈は指静脈などと比べて静脈の本数が多く複雑な形状であり、本人拒否率0.01%(リトライ1回)、他人受入率0.00008%という高い認識率を実現しているという。

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