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地方の「うまいもん」、ユーザーの声生かし開発 ニフティと電通が新サービス
ネットユーザーから意見を募り地方特産品の開発支援に生かす「うまいもんプロデューサー」をニフティと電通が始める。
ニフティは4月23日、生活者参加型の地方特産品開発支援サービス「うまいもんプロデューサー」を電通と共同で開始した。地方の中小企業や小規模事業者による独自商品の開発に、ネットユーザーからアイディアを募集して取り入れていく。
まず秋田銀行の協力を受け、秋田県内の事業者と実証実験に取り組む。当初は「世界遺産が育てたあわびで絶品メニュー開発!」「秋田名産を米粉で包むスペシャル餃子を作りたい」「いぶりがっこの進化形フードを全国に届けたい!」──の3プロジェクトを公開。また「あわびの新メニュー、ワインと合わせるならどんなベースがよいか?」といったアンケートのほか、試食モニターが用意されている商品も。
ニフティがスイーツ専門コミュニティーサイト「@niftyスイーツ部」などでユーザーの声を商品開発につなげてきたノウハウを踏まえて提供。「小規模事業者に届きにくかった市場のニーズ、買い手の声を提供することで、地方特産品開発プロセスに市場性や商品力を強化する新たな流れを作ることが可能となる」としている。
まず実証実験として展開し、サービス自体やインタフェースの拡充を図る。7月をめどに秋田県内向けにリリースした後、10月ごろに全国の事業者に向けたサービスとして拡大する予定。
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