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Facebook、モバイルアプリ開発バックエンドのParseを買収
モバイルへのシフトに注力するFacebookが、モバイルアプリ向けBaaSを手掛けるParseを買収する。Parseのサービス提供への影響はないとしている。
米Facebookは4月25日(現地時間)、モバイルアプリ開発バックエンドを手掛ける米Parseを買収することで合意に達したと発表した。本稿執筆現在、買収総額などの詳細は公表されていない。
買収完了後も変わらずサービス提供を継続し、サービスにはこの買収の影響はないという。
Facebookは、「ParseをFacebook Platformの一部とすることにより、開発者が多様なモバイルプラットフォーム、端末向けのアプリを迅速に構築できるようにしたい」としている。
Parseは2011年創業の、サンフランシスコに拠点を置く非公開企業。同名のモバイルアプリ開発のためのBaaS(サービスとしてのバックエンド)を提供する。iOS、Android、Windows 8、Windows Phone 8、OS X、JavaScript向けSDKがあり、顧客はParseのクラウドをモバイル向けサービスやアプリのバックエンドとして利用できる。
米Cisco Systems、アパレルブランドのEmporio Armani、航空券検索アプリのHipmunkなど多数の顧客が、6万以上のアプリをParse上で運営している。
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