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iOS版Kindleアプリ、アップデートで視覚障害ユーザー向け読み上げ機能をサポート
iOS版Kindleアプリがバージョン3.7になり、VoiceOverによるアクセシビリティ機能が搭載された他、日本向けの追加フォントセレクションとして、ヒラギノ明朝 ProNが加わった。
米Amazon.comは5月1日(現地時間)、iOS版Kindleアプリをバージョン3.7にアップデートした。AppleのVoiceOver機能による音声での操作サポート、コンテンツの読み上げが可能になった。
音声でのサポートを利用するには、iOS端末の[設定]→[一般]→[アクセシビリティ]→[ホームボタンをトリプルクリック]で「VoiceOverを切り替える」を有効にするといいだろう。
VoiceOverを有効にしていると、Kindleライブラリの操作の音声での説明やページの読み上げが可能になる(ただし、日本語環境だと英文の読み上げの発音が日本語的になる)。1行ずつの読み上げも可能で、ページ全体を読み上げている場合は、最下行まで読み上げると自動的に次のページに移動する。
また、日本向けの追加フォントセレクションとして、ヒラギノ明朝 ProNが加わった。
「移動」メニュー(コンテンツ表示時に左上に表示される本を開いた形のアイコン)に「本を閉じる前に」という項目が追加され、ここから本のレビューや評価ができるようになった。
アクセシビリティ機能は、他のプラットフォーム向けにも近いうちに提供するという。
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