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世界中の雲の動きをリアルタイムに デジタル地球儀「触れる地球」
地球環境に関するデータを球形ディスプレイ上に表示できるデジタル地球儀「触れる地球」。教育機関向け中型版がこの夏登場予定だ。
JVCケンウッドがデジタル地球儀「触れる地球」を「教育ITソリューションEXPO」(5月15〜17日、東京ビッグサイト)で展示している。地球環境や動物の生態などに関するさまざまな情報が地図上に可視化され、地球儀を手で回転させながら見ることができる。
「触れる地球」は球形のディスプレイに内側から映像を投影するデジタル地球儀。宇宙航空研究開発機構(JAXA)やウェザーニューズ、国立環境研究所からデータ提供を受け、リアルタイムの雲の動きや天気図、ザトウクジラや渡り鳥の移動ルート、台風や津波の発生過程、大気汚染や砂漠化が進行する様子などを可視化する。提供されているコンテンツは100以上にのぼり、任意の写真やデータ、資料を地球儀上に追加することもできる。
これまで国立科学博物館や日本科学未来館をはじめとする公共施設を中心に大型のものを販売していたが、今夏、直径80センチの中型普及版を発売予定。教育機関などへの導入を進めていくという。価格は約400万円。
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