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中吊りで気になった見出しの記事をその場で 1記事から読めるスマホアプリ、凸版印刷が開発中
電車の中吊り広告の見出しから記事単位でコンテンツを購入できるスマホ向けアプリを凸版印刷とVIBEが開発している。公開は秋ごろを予定。
凸版印刷は、電車の中吊り広告で見かけた雑誌記事を1本単位で購入できるスマートフォン向けアプリの開発中デモを「国際電子出版EXPO」(7月3〜5日、東京ビッグサイト)で展示した。バンダイナムコグループのVIBEと共同で開発しており、公開は今秋ごろを予定している。
電車に乗っている時、ふと目にとまった週刊誌の見出し。気にはなっても電車を降りたら忘れてしまう、雑誌を1冊買うほどでもない――そんなニーズを逃さず購買につなげるアプリだ。
加速度や位置情報によって電車に乗車中であることを判断し、雑誌の中吊り広告を表示。任意の見出しをクリックすると記事単位で購入できる。閲覧後には、関連するおすすめ記事や割安な雑誌1冊の購入を促すボタンを表示。近くの書店の検索機能なども盛り込む予定。
電車内の中吊り広告を順に見ていくようなデザインで、カテゴリごとに「男性専用車両」「女性用車両」を分けることなどを考えている。「リアルの書店では手に取りにくい男性向けや女性向けの雑誌でも、記事単位で読んでもらうことでマネタイズの機会を拡大できれば」(説明員)
秋ごろのリリースを目指し、現在スマートフォン向けアプリを開発中。掲載コンテンツも調整中で、記事や雑誌の価格は未定という。
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