ソニーは7月3日、業界で初めてレーザー光源を使用した液晶プロジェクター「VPL-FHZ55」を8月に発売すると発表した。業務用の常設プロジェクターとして、学校や企業向けに販売する。オープン価格で、実売予想価格は94万5000円前後。
新開発の青色レーザーと蛍光体を組み合わせた独自の光源システムを搭載。青色レーザーから生成した白色光をRGBに分解、3枚のLCDにそれぞれ透過することで映像を投写する3LCD方式を採用した。コンパクトボディながら4000ルーメンの高輝度、美しい色再現性を確保したとしている。
レーザー光源は発光持続時間が長く劣化がおだやかなことに加え、耐光性を大幅に向上した新開発LCDパネル「BrightEra」の採用などにより、約2万時間の長寿命を実現。サイズは390(幅)×134(高さ)×487(奥行き)ミリ、重さは約11キロ。
今後はレーザー光源モデルのさらなる高輝度化も視野に入れ、輝度・高付加価値モデルのラインアップ拡充に注力していく。
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