位置情報サービス「Google Latitude」が8月9日に終了へ
Google Mapsに友だちと自分の現在地を表示したり、ショップやレストランにチェックインするサービス「Google Latitude」が8月9日に終了する。Googleは同様のサービスをGoogle+で提供している。
米Googleは7月10日(現地時間)、Android版Google Mapsのアップデートの発表の際、位置情報サービス「Google Latitude」の提供を8月9日に終了することを発表した。
Google Latitudeは、2009年2月にAndroid向けGoogle Mapsの機能として登場した位置情報サービス。Google Maps上で有効にしておくと、友達や家族など、共有を設定したユーザーと互いの現在位置をGoogle Maps上で共有できる。2010年から、独立したiPhoneアプリとしてApp Storeで提供されている。2011年にはGoogleプレイスに登録されているローカルビジネスへのチェックイン機能が追加された。
Android版Google Maps内のLatitude機能とiOSアプリ版は、8月9日に使えなくなり、iOSアプリはApp Storeから削除される。Android版はGoogle Mapsをアップデートしなくても機能しなくなる。
Googleは位置情報共有機能とチェックイン機能をGoogle+で提供しており(位置情報共有機能は現在Android版Google+のみの機能で、iOS版にも間もなく追加される)、重複するGoogle Mapsでの機能提供を終了するということのようだ。
Latitudeの「友だちリスト」はエクスポートできないので、位置情報共有を続けたい場合はGoogle+で再構築する必要がある。
Latitudeで記録してきたロケーション履歴は、ダッシュボードで管理できる。
チェックイン履歴は、Google+に移行され、Google+でのチェックインは従来通り行える。
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