ファン数ではLINEが圧勝 各党のソーシャルメディア活用度は
参院選に向けた各政党のTwitter、Facebook、LINEの利用状況を調査したところ、ほとんどの政党でLINEのファン数が他サービスのファン数を上回るなど、LINEの活用度が際立った。
ユーザーローカルは7月18日、ソーシャルメディア分析ツール「Social Insight」を利用し、参院選に向けた各政党のTwitter、Facebook、LINEの利用状況を調査した結果を発表した。ほとんどの政党で、LINEのファン数がほか2サービスのファン数を上回るなど、LINEの活用度が際立つ結果となった。
3サービス合計のファン数は、多い順に自民党、公明党、みんなの党という結果。みんなを除く全政党で、LINEのファン(友だち)数がほか2サービスのファン数を上回っている。みんなはTwitterのファン(フォロワー)比率が高く、自民はFacebookページのファン(いいね!数)の割合が高い。公明は全政党中最多のLINEファン数を抱えている。
各政党のFacebookページに「いいね!」している人の属性を調査したところ、民主党、日本維新の会、みんなは35歳未満の若年層が、共産党、社民党、みどりの風は50歳以上の年配が比較的多いという結果に。女性比率は公明が最も高かった。
Facebookページの投稿に対するファンの反応率(いいね!とコメント、シェア数の合計をファン数で割ったもの)を調査したところ、公明党と生活の党の値が大きく、ファンのロイヤルティが高いことが分かる。
Wikipediaの政党の項目の閲覧回数も調査した。昨年12月の第46回衆議院議員選挙時と比較すると全政党で閲覧数が激減しており、「ネット利用者が今回の選挙に興味を持っていないことが分かった」としている。
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