総RT数1位は三宅氏、特番ピークは池上さんと公明党──Yahoo!リアルタイム検索から見る参院選
Yahoo!リアルタイム検索から見える、ソーシャルメディア上の参院選は。
ヤフーは7月22日、Twitter/Facebookが対象の「リアルタイム検索」を活用し、21日に行われた参院選の候補者アカウントや選挙特番などに関連するトピックの盛り上がりを分析した結果を公開した。
Twitterアカウントを持っている全候補者の中で、ツイート数、被RT数共に多かったのは三宅洋平氏(緑の党・比例)。フォロワー数は3万8239人と候補者中9位だったが、公示日の4日から投票日までに799件もツイートした。総計被RT数は5万2549回と2位に大きな差を付けての2位となったが、落選した。
被RT数の2位(3万3417回)となったのは“ヒゲの隊長”こと佐藤正久氏(自民・比例)。期間中の発言回数は262件だが、9万1821人のフォロワーへの定期的な発信が確実な拡散につながったようだと同社は分析している。
被RT数の多かったつぶやきの上位5位は以下の通り。日本維新の会・橋下徹代表のTwitterでの発言を受けた藤巻健史氏(維新・比例)の投稿は、ソーシャルメディアならではの爆発的な広がりを見せた。上位100件中、三宅洋平氏の発言が33件、佐藤正久氏の発言が23件となり、2人が安定して高い拡散力を持っていたことがわかる。
Twitter上で数多くの言及が見られた選挙特番は、池上彰さんがメインキャスターを務めたテレビ東京「池上彰の参院選ライブ」。Yahoo!リアルタイム検索の「テレビ連携機能」を利用して集計したつぶやき数推移のグラフを見ると、池上彰さんの質問やテロップのタイミングなどで複数回盛り上がりがあったようだ。
最大のピークは午後9時58分の佐々木さやか氏(公明・神奈川)に関するコーナーで1分間に1666件も関連つぶやきが投稿された。そのほか、渡邉美樹氏(自民・比例)のVTRや古川俊治氏(自民・埼玉)の"TRFメンバー「SAM」のいとこ"というテロップ、日焼け具合が話題となった石破茂氏の登場時などにつぶやき数が伸びた。
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