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Samsung、サンフランシスコで10月に独自の開発者会議開催へ
Samsungが今秋、初の開発者会議「Samsung Developers Conference」を米サンフランシスコで開催する。Samsungの新しいツールとSDKが披露される。独自のエコシステム構築が狙いのようだ。
韓国Samsung Electronicsは7月23日、「Samsung Developers Conference」の特設サイトを公開した。10月27〜29日にカリフォルニア州サンフランシスコで開催する。
Webサイトには「業界リーダーに会い、開発者同士で協力し、Samsungの新しいツールとSDKについて学び、新しいものを作ろう」と書かれているだけで、具体的な情報はまだ何もない。
SamsungはスマートフォンやPC、テレビなどの家電、デジタルカメラなど幅広いハードウェアのメーカーであり、デジタル端末のプラットフォームとしては米GoogleのAndroidとChrome OS、米MicrosoftのWindows、Tizenを採用している。
同社のヤン・ソンCSO(最高戦略責任者)は同職就任後のインタビューで、「Samsungは恐らくスマートフォン、ディスプレイ、テレビの世界市場で最大の企業だが、そのユーザー体験は“端末中心”であり、つながっていない」とし、今後パートナー企業とともにオープンなエコシステムを構築していくと語った。
Samsungは2月、カリフォルニア州メンロパークでのイノベーションセンター開設と総額11億ドルのベンチャーファンドを発表した。これも新興企業を支援することで独自エコシステムを構築することが目的とみられる。
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