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楽天、動画コンテンツ配信のVikiを買収 デジタルコンテンツ事業を第3の軸に
ストリーミング動画コンテンツ配信を展開する米Vikiを楽天が買収・完全子会社化。ECと金融サービスに加えデジタルコンテンツを3つめの主軸として「楽天経済圏」拡大を目指す。
楽天は9月2日、ストリーミング動画コンテンツ配信を展開する米Vikiを買収し、完全子会社化すると発表した。ECと金融サービスに加え、デジタルコンテンツを3つめの主軸としてグローバルに展開するという。
買収額や条件は公開していない。楽天は2012年に電子書籍サービスを手がけるカナダKoboを買収し、日本を含む各国で電子書籍端末の販売や電子書籍配信を手がけている。
Vikiは2010年12月設立。動画コンテンツの各国語字幕の作成にクラウドソーシング的手法を活用し、日本製アニメなどを含む動画コンテンツ配信を展開。米国外ではソウル、シンガポール、東京に拠点を持ち、アジア系コンテンツに強く、月間視聴者数は2200万人以上という。
楽天は12年にスペインの動画配信サービス事業者Wuaki.tvも買収しており、コンテンツとサービスの拡充でデジタルコンテンツ事業を強化、「楽天経済圏」の拡大を目指す。
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