ニュース
Android端末のロック解除時にフルスクリーン広告 cciとDOMが共同開発
Android端末のセキュリティロック解除時にフルスクリーンで広告を表示するシステムをcciとDOMが共同開発。
サイバー・コミュニケーションズ(cci)とディー・オー・エム(DOM)は9月10日、Android端末のセキュリティロック解除後にフルスクリーンで広告を表示するシステムを共同開発したと発表した。
スリープモードから復帰する際のセキュリティロック解除後に、フルスクリーンの広告が2〜3秒表示される仕組み。Webでページ遷移の間に挟み込むインタースティシャル型広告をロック解除に適用したもので、「ユーザーのアプリ利用頻度などに影響を受けることなく広告を訴求できる」という。両社で特許も出願した。
年齢や性別などのユーザー情報やGPSに基づく地域情報、時間帯などでターゲティングして配信することが可能。広告閲覧によってポイントを付与したり、主要ポイントサービスへの交換もできる機能も提供するという。
同システムを利用したオリジナルアプリをリリースするほか、アプリ会社へのシステム提供、SDKでの配布――を計画している。導入第1弾としてcciは、旺文社からコンテンツ提供を受けたオリジナル学習アプリを9月下旬にリリースする。
cciは「スマートフォンのセキュリティロック解除時広告の新たな価値構築と市場拡大を目指すと共に、ロック解除時広告の在庫拡充を図り、より多くの企業にスマートフォン広告による訴求体験を提供できるよう努める」としている。
関連記事
- Twitter、モバイル広告企業のMoPubを買収
Twitterがモバイル広告サービスを手掛けるMoPubを買収する。MoPubは現行のサービスを継続しつつ、Twitterのモバイル広告プラットフォームへのリアルタイム入札機能などの新機能追加に取り組む。 - 1スワイプ1セントのモバイルロックスクリーン広告「Locket」登場
「Locket」は、Android端末にインストールするとロックスクリーンにターゲティング広告が表示されるようになり、広告の関連ページを開いても、無視してロックを解除しても1回1セント加算され10ドル以上たまると換金できるモバイル広告アプリだ。 - 電通、運用型デジタル広告専業の新会社「ネクステッジ電通」設立
電通は、運用型広告を専門に取り扱う新会社「ネクステッジ電通」を設立。検索連動型広告やDSP広告などを扱い、今後2〜3年で350億円以上の売り上げを見込む。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.