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KLab、「ラブライブ!」のゲームエンジン「Playground」をオープンソース化

Klabは、自社で開発したゲームエンジン「Playground」をオープンソースとして公開した。

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 Klabは9月26日、ゲーム開発フレームワーク「Playground」をソースコード共有サービス「GitHub」にオープンソースとしてGitHubで公開した

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「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」と「Rise to the Throne」

 マルチプラットフォームの2D/2.5Dゲームを開発するフレームワーク。「高速に動作し、シンプルなAPIセットでスマートフォン向け2Dゲームを開発できる環境を構築する」という同社エンジニアの個人プロジェクトが出発点となり、同社の“10%ルール”を通じて実用レベルにまで育ったという。ブシロードと共同開発した「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」と、グローバル向けの「Rise to the Throne」(ライズ・トゥ・ザ・スローン)に採用している。

 画面描画、マルチタッチを含むUIイベント処理、サウンド出力、ネットワーク処理、アプリ内課金やプッシュ通知などの仕組みを網羅し、iOS/Androidのマルチプラットフォーム開発が可能。2Dグラフィックスにフォーカスし、2世代以上古い携帯電話端末上でも快適にプレイできる最適化を行っているほか、低いサウンド出力レイテンシによってリズムアクションゲーム制作の開発コストを低減している。

 動作環境は、ゲームエンジン本体がWindows XP以降、iOS 5.0以上、Android 2.3以上で、周辺ツールがWindows XP以降、Mac OS X 10.8以上(要Mono 3.x)、Ubuntu 12.04以上(要Mono 3.x) 。

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Playground概念図

 GitHubではソースコードやドキュメントなどを公開。ライセンスはApache License v2.0。オープンソース化について、「ソースコードが世界中の開発者の目に触れることで得られるフィードバックが、ゲームエンジンとしての品質や性能の向上へ寄与」し、「当社の競争力を高めるとともに、ゲーム業界の技術発展にもつながる」としている。

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