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シャープ、初のノートPC向け4K「IGZO」パネル サンプル出荷開始
シャープは、ノートPC向けとして初めて4K2K(3840×2160ピクセル)の解像度を実現した15.6インチのIGZO液晶パネルのサンプル出荷を9月にスタートした。
シャープは9月27日、ノートPC向けとして初めて4K2K(3840×2160ピクセル)の解像度を実現した15.6インチ(282ppi)のIGZO液晶パネルのサンプル出荷を今月始めたと発表した。来年2月から亀山第2工場(三重県亀山市)で生産を開始する。
IGZOは光の透過率を向上させられるほか、静止画の表示時の液晶駆動電力も抑えられるため、ノートPCのバッテリー駆動の長時間化に貢献するという。ペン入力ができるタッチパネル対応の設計も可能だ。
同パネルは、10月1日に開幕する「CEATEC JAPAN 2013」(千葉・幕張メッセ)のシャープブースに出品する。
同社は今後も、IGZOの特製を生かし、スマートフォンやタブレット、ノートPC、ディスプレイなどアプリケーションの拡大をはかっていく。
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