新「KADOKAWA」誕生 グループ9社を合併 電子書籍半額キャンペーンも
角川書店やアスキー・メディアワークスなど9社が合併して誕生する新会社「KADOKAWA」が10月1日に発足。記念に1日限定でグループの電子書籍を半額で販売するキャンペーンも。
角川書店やアスキー・メディアワークスなど角川グループ9社が合併して誕生する新会社「KADOKAWA」が10月1日に発足する。特設サイトでは作家や漫画家などから寄せられたお祝いのコメントやイラストを掲載しているほか、1日限定で電子書籍半額キャンペーンも行う。
持ち株会社だった角川グループホールディングスが6月に社名をKADOKAWAに変更。その上で1日付けで9子会社を合併し、事業会社として出発する。コンテンツと顧客を1社に結集し、事業会社として出版・映像・版権・デジタルコンテンツ事業などを展開することで外部環境に迅速かつダイナミックに対応していくのが狙いだ。
KADOKAWAに合併されるのは、角川書店、アスキー・メディアワークス、角川マガジンズ、メディアファクトリー、エンターブレイン、中経出版、富士見書房、角川学芸出版、角川プロダクション──の9社。各社は吸収で解散し、KADOKAWA社内の「ブランドカンパニー」(BC)として再編される。
グループの電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」では、特設サイトで約100人の著者・作家から寄せられたコメントやイラストを掲載している。また10月1日限定で、KADOKAWAグループの電子書籍を半額で販売する「オールカドカワフェア」をWebストアとiOS/Android全てのストアで実施する(一部対象外)。3日までは1000円購入ごとに500円のBOOK☆WALKER専用WebMoneyをキャッシュバックするキャンペーンも行う。
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