ニュース
普通のテーブルがタッチパネルに カメラとプロジェクターで“タッチ操作”できる技術、富士通がデモ:CEATEC JAPAN 2013
カメラとプロジェクターを利用して、普通のテーブルの表面をタッチ操作して情報を閲覧できる技術を「CEATEC JAPAN 2013」で展示している。
富士通は、カメラとプロジェクターを利用して、普通のテーブルなどの表面でタッチ操作して情報閲覧や操作をできるようにするユーザーインタフェースを「CEATEC JAPAN 2013」(10月1〜5日、千葉・幕張メッセ)で参考出展している。
テーブルに置かれた書類上の、指で囲んだ部分を画像としてスキャン・自動保存したり、単語をクリックして関連情報を表示したりできる。手書きで文字を書き込んだ付箋をデジタルデータとして取り込み、タッチ操作で移動やグルーピングなどができるブレインストーミング機能も搭載する。
テーブル上の座標をカメラで計測し、物体の位置や指でのタッチ動作を検出。プロジェクション表示と合わせ、光やアクションでタッチ操作に応答する。個人の肌色や輪郭の特徴を掴み、手指の形状を安定して認識する技術や、汎用のWebカメラの低解像度の映像でも高精度に画像認識する技術も開発・搭載した。
具体的な製品化は2014年度中を予定。特殊なセンサーやディスプレイは必要なく、「Webカメラとプロジェクターを利用した技術なので高価なものではない。数万円の価格帯で提供できれば」(説明員)という。
関連記事
- まるでSF映画──富士通研、リアル世界を指で触って情報を操る新UIを開発
指で情報を操れるUIを富士通が開発。指の動きを高精度にとらえることで、テーブルに投影された画像を指で移動させるといったことが可能だ。 - CEATEC JAPAN 2013:京セラ、薄さ1ミリの「ピエゾフィルムスピーカー」 テーブルを“スピーカー化”する技術も
京セラは、世界最薄のフィルム状スピーカーや、身の回りのものを振動板として使い“スピーカー化”する技術を「CEATEC JAPAN 2013」で参考出展している。 - CEATEC JAPAN 2013:ドコモのスマートメガネ「インテリジェントグラス」 相手の顔を認識したり、身の回りをタッチ化したり
ドコモが眼鏡型のウェアラブル情報端末「インテリジェントグラス」をCEATECに参考出展した。ディスプレイ上でデジタルコンテンツを楽しんだり情報を表示したりできる。 - ドコモ、「法人向けスマートフォン(仮称)」開発 富士通製 専用パケット定額プランも
ドコモが「法人向けスマートフォン(仮称)」を発売へ。電話やメールを使いやすくした専用ユーザーインタフェース、指紋認証機能などを搭載した富士通製だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.