ベネッセコーポレーションは10月4日、通信講座「進研ゼミ」で来年4月から、学習用タブレット端末を一斉導入すると発表した。小学1〜5年/中学1〜3年/高校1年生向けに導入し、学習効果の向上などにつなげる。
「進研ゼミ小学講座」では1〜5年生向けに、タブレットで学習する新講座「進研ゼミ小学講座 チャレンジタッチ」を新設し、紙テキストかタブレットかを選べる。タブレットでは、映像と音声の解説や自動採点、保護者への学習履歴のメール連絡サービスなどが利用できる。
「進研ゼミ中学講座」は、1〜3年の希望者全員にタブレットを提供。映像による講師のライブ授業や、講師の動画解説、分からない問題をカメラで撮影し、いつでも質問できる機能、自動採点機能などを提供する。
「進研ゼミ高校講座」は1年生の希望者全員にタブレットを提供。講師による映像解説のほか、タブレットに分からないところを直接書き込んで送信し、翌日回答する機能などを提供する。
進研ゼミ中1講座では今年4月から専用タブレットを導入、受講生全体の6割となる16万人が利用しているという。今回、タブレットの導入対象を大幅に拡大することで、自宅でも学校や塾のような学習サポート環境を作り、モチベーションや学習効果の向上につなげるとしている。
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