乾電池1本のプラレールで世界最長4キロ走破を目指せ 小学校でパナソニック「エボルタ」新チャレンジ
単三形乾電池1本を積んだ「プラレール」で約4キロ超という世界一長いコースを走破する「エボルタチャレンジ」。閉校が決まっている小学校で児童たちが挑戦する。
乾電池1本でプラレールは最長コースを走破できるか──パナソニックは10月7日、乾電池「エボルタ」とタカラトミーの鉄道型玩具「プラレール」を使い、長さ約4キロ超のレールを走破するギネス世界記録に12月に挑戦すると発表した。閉校が決まっている小学校を使い、児童たちがコースを組んで記録に挑む。
電池の長寿命をアピールするため、これまでロボットを使ってグランドキャニオンの登頂や東海道五十三次踏破に挑戦してきた「エボルタチャレンジ」の最新企画。これまでのギネス世界記録である約4キロを上回る長さの最長コースを、単三形乾電池1本を積んだプラレールで完走を目指す。
コースを組むのは東京都北区立滝野川第七小学校。来年3月で統合されることが決まっており、全校児童41人の「最後の思い出に」と世界一記録に挑戦。同校の体育館を中心に、廊下、階段、渡り廊下なども使って長大なコースを作る予定だ。
チャレンジに使う車両は秋田新幹線のE6系「スーパーこまち」。コースに使うレール(直線、曲線)は一般から募集し、レールに書き込む形で応援メッセージも募る。チャレンジの模様はUstreamで生中継する予定だ。
今回のチャレンジは「今までと趣向を変えたものにしたい」(パナソニック コンシューマーマーケティング ジャパン本部 浅見朋代さん)と乾電池と切り離せない玩具に注目。コラボするタカラトミー ビークル事業部の檜垣真一郎さんは「階段や廊下など変化のある難度の高いコースになりそうだが、乾電池1本で小さな車両がどれだけ頑張れるか、ぜひ多くの人に見てほしい」と話している。
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