ソフトバンクとガンホー、スマホゲーム「Clash of Clans」のSupercellを傘下に 1500億円で
ソフトバンクとガンホーが「Clash of Clans」などのゲームアプリで知られるフィンランドSupercellを総額1515億円で傘下に。
ソフトバンクとガンホー・オンライン・エンターテイメントは10月15日、スマートフォン向けゲーム開発のフィンランドSupercell株式を総額1515億円(15.3億ドル)で取得し、傘下にすると発表した。
Supercellはゲームアプリ「Clash of Clans」「Hay Day」を展開し、今年2〜8月のApp Store「ゲーム」カテゴリ売上高で世界トップ(AppAnnie調べ)。「パズル&ドラゴンズ」のガンホーは、Supercellのノウハウと実績を世界展開に活用する。
ソフトバンクが12.24億ドル(80%)、ガンホーが3.06億(20%)ドルを出資し、買収のための特別目的会社(SPC)をフィンランドに設立。SPCが既存株主からSupercellの議決権株式の51%を取得する形で傘下にする。取り引きの完了は10月下旬〜11月上旬の予定。ソフトバンクはSupercellを子会社化、ガンホーはSPCを持分法適用会社化する。
ソフトバンクの孫正義社長とガンホーの孫泰蔵会長らがSupercellの取締役に就任。Supercellの本社は従来通りヘルシンキに置き、現CEOのイルッカ・パーナネン氏も引き続きCEOを務める。
Supercellの2012年12月期売上高は7836万ユーロ(約105億円)、最終利益は2996万ユーロ(約40億円)。「Clash of Clans」「Hay Day」はApp Storeのトップセールスランキングで、それぞれ137カ国と96カ国で1位を獲得した実績があるという。
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