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「1からデザイン」した新ThinkPad 8機種発表 ワイヤレスモバイルモニターも

レノボ・ジャパンが「ThinkPad」の新製品8機種を発表。堅牢性や拡張性の高さをアピールしつつ、新規格を採用したドッキングステーションやワイヤレスモバイルモニターを周辺機器として投入し、多様なビジネスニーズに対応できるとした。

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 レノボ・ジャパンは10月16日、ノートPC「ThinkPad」の新製品を発表した。「前モデルからの改良ではなく1からデザインし直した」という8機種は12.5インチから15.6インチまで多様なサイズをそろえ、ワイヤレスモバイルモニターやドッキングステーションなどの周辺機器も投入。「変化するワークスタイルに柔軟に対応できる」というラインアップを展開する。同日から法人向けモデルを販売し、直販サイトでは10月下旬より順次取り扱いを開始する。

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ThinkPad X240

 モバイル向け12.5インチ「ThinkPad X240」は、Ultrabookの浸透による薄型軽量化のトレンドを踏まえ、厚さ20ミリを実現しつつ、ThinkPad独自の堅牢性や拡張性をアピール。バックライトキーボードやVGA、LANポートの搭載などビジネス向け機能も盛り込む。バッテリーの1つは外付けで、軽量薄型と大容量の円筒型を選んで着脱できるデザインを採用。最大11.7時間の長時間駆動を可能にした。CPUは第4世代Core、メモリは最大8Gバイト、ストレージは最大1TバイトHDD、512GバイトSSDが搭載可能。想定価格は14万5000円前後から。

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テンキー搭載キーボード(L540)

 プレミアムモデル「ThinkPad T440p/T540p」、ワークステーション「ThinkPad W540」、メインストリーム向け「ThinkPad L440/L540」は14インチから15.6インチのサイズをそろえる。「CPU、GPU共に従来のデスクトップPCと比較して遜色ない」(製品担当 吉原敦子さん)スペックに加え、テンキーを標準搭載するなど現場のニーズを反映し、法人利用のデスクトップPCからの乗り換え需要を見込む。想定価格はT440pが12万1000円前後から、L540が8万6000円前後から、T540pとW540は11月公開予定。

 個人やSOHO、中小企業向けの「Edge」シリーズが名称変更した「Eシリーズ」からは「ThinkPad E440/E540」が登場。電源、HDMI、USB 3.0、Gigabit Ethernetポートを1本のケーブルで拡張できる新規格「OneLink」のコネクタを搭載する。PCに内蔵されたグラフィックスから直接出力するため、パフォーマンスを損なわずマルチディスプレイで作業できるのが特徴という。対応機器は現在「ThinkPad OneLinkドック」と21.5インチフルHDディスプレイ「ThinkVision LT2223d」で、今後拡充予定。想定価格はE440が8万9000円前後、E540が11万7000円前後。

photo ThinkPad各シリーズの位置付け
photo ThinkPad OneLinkドック

 モバイルモニター「ThinkVision LT1423p」は、外出先や商談時に利用できるバッテリー内蔵型ディスプレイ。13.3インチ(1600×900)ディスプレイは、Wi-Fiを利用して最大30メートルまでのワイヤレス出力も可能。角度を自由に変えられるスタンドがケースと一体になっており、重さは約770グラム。バッテリー駆動時間は最大4時間。

photo 角度が調節可能
photo 横置き、縦置きどちらでも使用できる

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