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「μTorrent」で入手した曲を「getuploader」で違法公開 JASRACが少年を告訴
ファイル共有ソフト「μTorrent」で入手したJASRAC管理楽曲のファイルを「getuploader」を使って違法にアップロードしていたとして、JASRACが鹿児島市の少年を告訴。
日本音楽著作権協会(JASRAC)は10月21日、JASRAC管理楽曲の音楽ファイルを違法にアップロードして著作権を侵害したとして、鹿児島市内在住の少年を鹿児島西署に告訴したと発表した。
警察の調べによると、少年はPC内にファイル共有ソフト「μTorrent」をインストールした上で、音楽ファイルやゲームを不正利用できるツールなどを大量にダウンロードし、音楽ファイルなどを入手していたという。
その後、入手したファイルの一部をレンタルストレージサービス「getuploader」にアップロードし、自身が運営するブログの訪問者にダウンロードさせていたという。少年のPCから大量のデータが送受信されたためISPが警告し、少年はその時点でHDDを初期化したもの、再びμTorrentをインストールしていたという。
JASRACは「公開型のレンタルストレージやファイル共有ソフトを用いた違法な公衆送信は、著作権者に多大な損害を与えるばかりか、音楽文化を衰退させることに直結する」とし、今後も著作権侵害行為の撲滅に向けた啓発活動を進めるとしている。
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