「iPad mini」新モデル、Retinaディスプレイ採用で高精細化
Retinaディスプレイ採用のiPad mini新モデルが登場。2048×1536ピクセル/326ppiへと高解像度化・高精細化した。
米Appleは10月22日(現地時間)、タブレット端末「iPad mini」の新モデル「iPad mini Retinaディスプレイモデル」を発表した。画面サイズは7.9インチと従来モデルと同じだが、Retinaディスプレイの採用で解像度が2048×1536ピクセル/326ppi(従来モデルは1024×768ピクセル)に向上している。(関連記事:Apple、「iPad」新モデル「iPad Air」発表 薄く・軽く)
本体カラーは「スペースグレイ」と「シルバー」の2種類。16Gバイト、32Gバイト、64ギガバイト、128Gバイトをラインアップする。Wi-Fiモデルの価格は16Gバイトが4万1900円、32Gバイトが5万1800円、64ギガバイトが6万1800円、128Gバイトが7万1800円。11月中に発売予定。
「人間の目では1つ1つのピクセルを識別できない」というRetinaディスプレイを採用し、従来モデル(163ppi)から高精細化。フルHDより高解像化した新ディスプレイにより、「iPad miniが、あなたの手の中で一段と鮮やかさを増しました」という。
サイズは200(高さ)×134.7(幅)×7.5(厚さ)ミリ。高さと幅は従来モデルと同じだが、厚さが0.3ミリ増している。重さはWi-Fiモデルが331グラム、Wi-Fi + Cellularモデルが341グラムと、従来モデル(308グラム、312グラム)からやや重くなっている。
iPhone 5sと同様、64ビット対応のA7チップと、M7モーションコプロセッサを搭載する。A7チップ採用でCPU速度は最大4倍向上した一方、センサーの処理を常時受け持つM7モーションコプロセッサの搭載により、消費電力を節約することで、バッテリー駆動時間は従来モデルと同じ最大10時間を確保している。
Wi-Fiに2本のアンテナを使うMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)を搭載し、Wi-Fiパフォーマンスは最大2倍速く、デュアルバンドIEEE 802.11nとの組み合わせで最大300Mbpsで接続できるという。
従来のiPad miniも、16Gバイトモデルを3万1800円で販売する。
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