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東芝、「SeeQVault」準拠のmicroSDHCカード発売 HD放送をそのまま録画・再生可能に
東芝がコンテンツ保護技術「SeeQVault」規格に準拠するmicroSDHCカードを発売。録画したデジタル放送をタブレットなどでもHDで再生できるようになる。
東芝は、コンテンツ保護技術「SeeQVault」(シー・キュー・ボルト)に準拠したmicroSDHCカードを10月24日に発売する。実売予想価格は16Gバイトが4500円前後、32Gバイトが8000円前後。
従来はコンテンツ保護を理由に、地上デジタル放送やBSデジタル放送などのハイビジョン動画をメモリーカードに保存する場合、外部機器で視聴する際はSD画質でしか再生できなかった。SeeQVaultに対応することで、HD画質の放送データやDTCPによって保護転送されるコンテンツをHDのまま録画・保存し、スマートフォンやタブレットで楽しめるようになる。
最大読み出し速度は秒あたり40Mバイト、最大書き込み速度は秒あたり20Mバイト。
「SeeQVault」規格は、同社とパナソニック、韓国Samsung electronics、ソニーが共同開発。2月から技術ライセンス供与が開始された。
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