パナソニックは10月31日、プラスマディスプレイパネル(PDP)生産からの撤退を正式発表した。12月に生産を終了し、来年3月末に生産拠点の事業活動を停止する。「事業環境の急激な変化と薄型ディスプレイ市場におけるPDP需要の減少などにより、事業継続は困難であると判断した」としている。
民生用プラズマテレビや電子黒板などPDP関連製品の販売は2013年度モデルで終了。今後は「民生用、業務用ともに各製品に適したディスプレイパネルを広く求め採用していく」という。
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