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「どの角度からもドコモを抜いた」 ソフトバンク、来期は売上高7兆円目指す(1/2 ページ)

「売上高、営業利益、純利益、どの角度から取ってもドコモを上回ることができた」とソフトバンクの孫社長。来期は売上高7兆円を目指す。

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3キャリアの業績をランキング式に併記した資料が、プレゼンテーションの最初に示された

 「売上高、営業利益、純利益、どの角度から取ってもドコモを上回ることができた」――ソフトバンクの孫正義社長は10月31日の決算会見で、高らかにこう宣言した。買収した米通信会社Sprint Nextelやモバイル端末卸売大手Brightstar、ゲームパブリッシャーSupercellをてこに、グローバル市場での成長を誓う。

 ソフトバンクの4〜9月期の連結売上高(IFRS)は前年同期比72.7%増の2兆5986万円、営業利益は66.6%増の7150億円、最終利益は84.1%増の3949億円。売上高にはSprint買収による上乗せ分など「飛び道具」が乗っているが、「飛び道具でも何でもいいから(ドコモを)超えればいいんだ」と孫社長の鼻息は荒い。

 営業利益には、ガンホー・オンライン・エンターテイメントやウィルコムの連結化による「約2500億円の一時益、“飛び道具”が含まれている」が、来期は「一時益を含まずに1兆円の営業利益を目指す」。2015年3月期の連結業績予想は、売上高を7兆円、一時益を含まない営業利益を1兆円に設定した。

ドコモiPhone参入も「われわれが一番売れた」

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 9月発売の新モデルから、iPhone販売にNTTドコモが参入。「心配したが、ふたをあけてみるとわれわれが一番売れた」と、BCNがまとめた量販店の販売データ(9月20日〜10月20日)を示す。同調査では、iPhone 5s/5cの販売シェアは、ソフトバンクが40%、ドコモが30%、auが26%となっている。

 9月の契約者純増数は、ソフトバンクがトップ。10月も「また1番になったのではないか」とし、ドコモのiPhone参入は業績にはマイナスに響いていないとの認識を示した。

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