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グッドデザイン大賞に「Googleマップ」のはずが……政府が拒否、「該当なし」に
13年度のグッドデザイン大賞は「該当なし」に。Googleマップが候補に選出されたが、政府が拒否したという。
グッドデザイン賞を主催する日本デザイン振興会は11月7日、最高賞となる「大賞」(総理大臣賞)について、2013年度は「該当なし」とし、代わりに特別賞を「Googleマップ」に贈ると発表した。
大賞候補は10点の候補の中から一般や審査委員などの投票で選出するが、最多票を獲得したGoogleマップについて政府に連絡したところ、政府は「最も優れたデザインとは認めがたい」という判断を示したという。Googleマップは2752票を獲得し、次点はイプシロンロケットの2232票だった。
だが、Googleマップは高く評価され、生活者からも多くの支持があったとして特別賞「グローバルデザイン2013」を日本デザイン振興会会長賞として贈ることにしたという。ただ、大賞が該当なしとなるのは異例だ。
一部報道によると、政府は最近、Googleマップについて、北方4島や竹島など日本固有の領土が、領有権を主張する外国の地名で表記されているケースがあるとして、自治体や国立大学などに使用しないよう通達したという。
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