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ホンダの電動1輪車「UNI-CUB」が「β」に 乗りやすく小型・軽量化
ホンダのパーソナルモビリティ「UNI-CUB」が「β」に。前モデルから乗りやすさを向上させ、親しみやすいデザインとした。
本田技研工業は、座った状態のまま身体を傾けて体重移動することで、前後左右や斜めに動ける1人乗り電動1輪車「UNI-CUB β」(ユニカブ ベータ)を発表した。
「ASIMO」などヒューマノイドロボット研究で開発したバランス制御技術や全方位駆動車輪機構を活用し、人の歩行のような動きを可能にするパーソナルモビリティ。昨年5月に発表した「UNI-CUB」を、日本科学未来館で活用したデータや利用者の声を踏まえて改良した。
従来モデルよりもシート位置を低くし、軽量化。スタンド機能を加え乗り降りしやすくしたことで、より幅広いユーザーが利用できるようになったという。より人間の体になじむデザインと、手触りがよく衝撃を緩和する柔らかい素材を採用する。
大きさは510(奥行き)×315(幅)×620(高さ)ミリで、重さは25キロ。最高速度は時速6キロ。コンパクトなサイズで、人が行き交う場所や屋内空間でも利用できる。外部の事業者に有償レンタルし、さまざまなシーンに活用することでビジネスとしての成立性を検証していく。
「東京モーターショー2013」(一般公開:11月23日〜12月1日、東京ビッグサイト)に出展し、体験試乗も予定している。
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