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Microsoftのゲイツ会長の目に涙──バルマーCEO、最後の株主総会

Microsoftのスティーブ・バルマーCEOは、CEOとして臨んだ最後の株主総会で、デバイス&サービス企業へのシフトは始まったばかりだと語り、同日Nokiaの株主がハードウェア部門のMicrosoftへの売却を承認したことは大きな一歩だとした。

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 米Microsoftは11月19日(現地時間)、年次株主総会を開催した。8月に退任を表明したスティーブ・バルマーCEOにとって、最後の株主総会になる。

 同社は現在、バルマー氏の後継者を社内外で探しているが、ビル・ゲイツ会長は、まだ後継者選びは進行中だと語った。ゲイツ氏は「われわれは、次のCEOを私たち2人(ゲイツ氏とバルマー氏)が愛するMicrosoftのために最適な人物にするよう努力している」と語り、声を詰まらせた。

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 ゲイツ氏、エイミー・フードCFO(最高財務責任者)に続いて壇上に立ったバルマー氏は、「デバイス&サービス」企業へのシフトは順調に進んでいるとし、9月に発表したフィンランドNokiaのハードウェア部門買収を、同日Nokiaの株主が承認したことに触れた。

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 バルマー氏はまた、XboxとBingはデバイス&サービス戦略の重要な要素であることを強調した。Bingは単なる検索エンジンではなく、多くのMicrosoft製品にとっての鍵となるツールだと語った。

 米Bloombergの8日の報道によると、同社の次期CEO候補の1人であるNokiaのスティーブン・エロップCEOは、XboxやBingの事業を切り捨て、Microsoft Officeに注力する戦略を構想しているという。

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