文藝春秋は12月13日、電子書籍オリジナルコンテンツのレーベル「文春e-Books」をスタートした。第1弾として「老後の医療 よりよく生きるために」(文藝春秋編)など3冊を、それぞれ299円で刊行する。
電子小説誌「つんどく!」など電子書籍オリジナルコンテンツで培ってきた経験をいかし、“電子でしか読めない本”を月に1度、数点ずつ投入。KindleストアやiBookstoreなど主要電子書店で配信する。
第1弾は、「老後の医療」と、「腰痛治療革命 第一人者が教える7つの新常識」(鳥集徹)、「ヒトは何歳までセックスできるのか?」(藤吉雅春)の3冊。「週刊文春」や月刊「文藝春秋」で人気の連載を電子化した。
今後は、東海林さだおさんの漫画「タンマ君」、女性グラビア「原色美女図鑑スペシャル」、週刊文春の音楽評コラム「近田春夫の考えるヒット・クロニクル」などを投入予定。従来の電子書籍ユーザーのみならず、まだ電子書籍を買ったことのない層にも電子書籍の楽しみ方をアピールしていきたいとしている。
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