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サイバーエージェント、ビッグデータのマーケティング活用で一橋大と共同研究
ネット広告事業で蓄積したビッグデータのマーケティング活用を目的に、サイバーエージェントが一橋大学大学院と共同研究を始めた。
サイバーエージェントは1月7日、インターネット広告事業におけるビッグデータのマーケティング活用を目的に、一橋大学大学院の沖本竜義准教授と共同研究を始めたと発表した。
企業のネットプロモーションにより蓄積されたデータを軽量時系列分析などで解析し、広告の運用やクリエイティブ制作に活用する試み。あわせて、従来の広告施策・分析手法も科学的な手法を用いて見直す。各媒体の予算シミュレーションや予算ポートフォリオ構築などを行い、広告効果向上とナレッジの蓄積を目指す。
第1弾として、マス広告とインターネット広告の相関を調査研究した結果を2月に発表する。テレビCMなどのマス広告が、検索連動型広告のサーチクエリ数に及ぼす効果の定量的な評価や、より効率的なマス広告の実施時期の判別と決定要因を解明しているという。
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