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「スイッチ直後品と劇薬のネット販売規制は違憲」 ケンコーコムが国を提訴
スイッチ直後品と劇薬を「要指導医薬品」に指定し、ネット販売を禁止した新薬事法の規定は違憲とし、ケンコーコムが国を提訴した。
医療用から一般用に移行した直後の「スイッチ直後品」と劇薬を「要指導医薬品」に指定し、ネット販売を禁止した新薬事法の規定は違憲だとして、ケンコーコムは1月27日、国に対し要指導医薬品指定の差し止めを求めて東京地裁に提訴した。
昨年12月13日に交付された改正薬事法で、スイッチ直後品目と劇薬を対象とした要指導医薬品というカテゴリーが新設。要指導医薬品は薬剤師による対面販売が義務づけられ、ネット販売が一定期間禁止される。
同社は、要指導医薬品というカテゴリーを新設してネット販売を禁止した新薬事法の規定を違憲と主張。規定に基づく厚生労働大臣による要指導医薬品の指定差し止めを求めている。
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