Twitter創業者ウィリアムズ氏のMediumにGreylockが出資:ジョシュ・エルマン氏が取締役に
かつてBloggerを立ち上げ、Twitterの共同創業者でもあるエバン・ウィリアムズ氏が2012年に立ち上げたソーシャルサービスMediumが、Greylockのパートナーを取締役として迎えた。
米Twitterの共同創業者の1人であるエバン・ウィリアムズ氏のブログサービス企業MeriumがベンチャーキャピタルのGreylock Partnersから出資を受け、Greylockのパートナー、デビッド・スジー氏とジョシュ・エルマン氏を取締役に迎える。ウィリアムズ氏が自身のMediumで1月28日(現地時間)、発表した。
増資総額は明らかにしていないが、米Re/codeなどによると2500万ドル。Greylockの他、複数のエンジェル投資家が参加したという。
Mediumは、Twitter創業者のウィリアムズ氏、ビズ・ストーン氏、元Twitter社員のジェイソン・ゴールドマン氏の3人が2011年に創業したObviousのプロジェクトの1つ。BloggerやTwitterを立ち上げたウィリアムズ氏が、「140文字以上のアイデアや物語を友達だけでなく世界と共有するためのネット上の新天地」の創造を目指して2012年に立ち上げた。
Mediumへの投稿はアルゴリズムと人によるキュレーションを合わせた手法で分類され、ユーザーに最適化した順序で表示される。トップページで「Top 100」フィルタで表示してみると、書き手が有名か無名かにかかわらず、この手法で人気があると判定された投稿が表示される。ログインすれば、ユーザーは各投稿にコメントを付けることが可能だ。
今のところ無料で収益化のビジネスモデルも不明だ。外部からの出資を受けるのは今回が初めてという。
新取締役のスジー氏とエルマン氏はいずれもウィリアムズ氏のTwitter時代の友人。エルマン氏はTwitterのグロースチームを統括していた。スジー氏のGreylockでのポートフォリオには米Facebookや米LinkedInが含まれる。
ウィリアムズ氏は「われわれはまだ目指していることのほんの表面をひっかいただけだ。だが、拡大すべき時がきた。今回の増資はその第一歩だ」と語った。
関連記事
- ビズ・ストーン氏、画像利用のクラウドソーシング検索サービス「Jelly」を発表
iOSおよびAndroid向けアプリの「Jelly」は、例えば見慣れないものをスマートフォンで撮影して「これは何?」と投稿すると、ソーシャルグラフ上の誰かが答えてくれるサービスだ。 - CEOを降ろされたドーシー氏はザッカーバーグ氏に電話を──Twitter歴史本、出版
- Twitterの共同創業者のストーン氏、ウィリアムズ氏らと「Obvious」再建へ
Twitterの3人の共同創業者の2人、エバン・ウィリアムズ氏とビズ・ストーン氏が、Twitterの元副社長と3人で新規事業を立ち上げる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.