米Googleは1月30日(現地時間)、業績発表後の電話会見で、同社初の株式分割を4月2日に実施すると発表した。
Googleは2012年4月に株式分割の計画を発表したが、多数の株主からの賛成を得られずに実施が遅れていた。
現在同社の株式には一般株主向けの1株1議決権のクラスA株式と、経営陣が保有する1株10議決権のクラスB株式があるが、クラスA株式を1対2の割合で分割し、新たに議決権のない新しい種類の株式「クラスC株式」とする。
クラスC株式には議決権がないので、共同創業者であるラリー・ペイジCEOとサーゲイ・ブリン氏の議決権保有率は変わらないままだ。ペイジ氏とブリン氏は発表当時、株主向けの公開書簡で、外部からの圧力に負けずに長期的な投資を続けるために、創業者が支配権を維持することが株主とユーザーにとっても最良だと判断したと説明した。
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Googleの共同創業者であるラリー・ペイジCEOとサーゲイ・ブリン氏が、議決権のない「クラスC株式」を株式分割で発行する目的について公開書簡で説明した。
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