米新興企業のCuffは2月18日(現地時間)、iOSで制御するジュエリー型端末「Cuff」の予約受付を開始した。ブレスレットやネックレスのボタンを長押しすると、あらかじめネットワークに登録してあるメンバーに位置情報付きで援助を求めるアラートを送信できる。
Cuffは、CuffLincというBluetooth対応、GPS搭載のトラッキング端末とそれをセットするジュエリー、iOSアプリ「Cuff App」で構成される。Cuff Appで連絡したいメンバーを登録し、CuffLincをiOS端末とBluetoothで接続して利用する。メンバーもCuffを持っていればアラートは振動として届く。Cuffを持っていなくても、Cuff Appでアラートを受信できる。Cuff Appを開くと、誰がどこからアラートを発したのかが表示される。
予約開始の段階では9種類のジュエリーが用意されている。男性も身につけられるキーチェーンもある。CuffLincは30ドルで、ジュエリーは50〜150ドル。予約段階ではCuffLincは無料だ。1つのCuffLincは複数のジュエリーで流用できる。ジュエリーのデザインは同社創業者のディーパ・ソード氏が自ら手掛けた。同氏は高級インテリアショップRestoration Hardwareで商品開発担当幹部の経験を持つ。
「Cuffはオタクっぽくなくシックで、身につけたくなるエレガントなアクセサリーだ」とソードCEOは説明する。
まずはアラート機能しかないが、今後機能を追加していくという。また、CuffLincを他のファッション企業やデザイナーにライセンスする計画だ。
Cuffは米、カナダ、EU諸国、オーストラリア、ニュージーランドから購入できる。将来的には販売地域を拡大する見込み。出荷は今秋の予定だ。
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