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オペラの字幕をスマートグラスでシースルーに エプソン、新国立劇場で実証実験
エプソンのスマートグラスを使い、観劇中にリアルタイムに字幕や解説をシースルー表示する実証実験が新国立劇場のオペラ公演で行われる。
セイコーエプソンは2月25日、新型スマートグラス「MOVERIO BT-200」を使い、オペラの字幕をシースルーで表示する実証実験を新国立劇場(東京)で行うと発表した。
2月28日〜3月2日、新国立劇場オペラ研修所公演で実施。新国立劇場運営財団と電通国際情報サービス、Zimakuプラスと共同で行う。電通国際情報サービスは無線LANを利用したエリア限定型のプラットフォーム「potaVee」を提供し、舞台進行と連動した字幕情報をリアルタイムに配信。Zimakuプラスは、オペラの字幕制作や送出サーバの提供などを行う。
イタリア語やドイツ語で演じられることの多いオペラは、舞台脇のLEDディスプレイなどで日本語字幕や解説を表示するが、読むためには舞台や俳優から目を離さなければならなかった。実証実験では、眼鏡として装着できるスマートグラスを通して字幕を表示することで、舞台上から視線をそらすことなく鑑賞を楽しめるという。
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