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IBM、Watson活用モバイルアプリ開発コンテストを開催
IBMが、コグニティブコンピューティングシステム「Watson」を活用するモバイルアプリの開発コンテストを開催する。勝者はアプリ実用化でIBMの支援を受けられる。
米IBMは2月27日(現地時間)、スペインのバルセロナで開催中のMobile World Congressにおいて、“認識するコンピュータ”「Watson」のモバイルでの活用アイデアを募集するコンテスト「IBM Watson Mobile Developer Challenge」を開催すると発表した。特設ページから無料で応募できる。
Watsonは、同社が2011年に発表した「Cognitive Computing(認識コンピューティング)」でのビッグデータ分析を得意とするコンピュータシステム。このコンテストは、同社の新部門IBM Watson GroupがWatsonのパワーを使うモバイルアプリの開発促進を目的として開催する。
参加希望者はまず3月末までにアプリのアイデアを添えてエントリーする。4月28日に25団体が選ばれ、開発ツールなどへのアクセスが可能になる。選ばれた開発者は5月19日までにWatsonサンドボックスを使ってアプリのプロトタイプを構築して審査会でプレゼンテーションする。最終的な勝者(3団体)は5月31日に発表される。
勝者はアプリの実用化までIBMから様々なサポートを受けられる。
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