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衛星写真からマレーシア機の手がかり探索、2日で200万人以上が参加 64万のタグ付与 「反響に驚いた」
失踪したマレーシア航空370便の手がかりを衛星写真から探すプロジェクトに、48時間で200万人以上が参加し、64万5000個のタグが付けられた。
米DigitalGlobeは3月12日、衛星写真を使った人道支援を行うクラウドソーシングサイト「Tomnod」で公開している、マレーシア航空370便の手がかりを探すプロジェクトに48時間で200万人以上が参加し、64万5000個のタグが付けられたと発表した。
マレーシア航空370便は、乗員12人と乗客227人を乗せてクアラルンプールの空港を出発し、北京に向かったが、8日未明、南シナ海上で消息を絶った。同社は、9日以降に撮影された南シナ海の衛星写真を10日から公開。航空機の残骸や救命ボート、もれた油などを見つけた場合は、それぞれに対応するタグを付けて知らせてほしいと呼びかけた。
200万人が参加したプロジェクトは「Tomnod」の歴史上最大で、同社は「世界からの反響に本当に驚いてていると」コメント。アクセス殺到によりサイトが表示しづらいこともあったが、今はさばけるようになってきているという。衛星写真の範囲は順次拡大しており、12日までに2万4000平方キロを公開。新たなデータが入り次第、更新するとしている。
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衛星写真を使った人道支援を行うクラウドソーシングサイト「Tomnod」で、マレーシア航空370便が姿を消したとみられる海域周辺の衛星写真が公開。約1日で11万5000人が協力し、地図は1400万回閲覧されている。
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