ニュース
トルコ、Twitterへのアクセスを遮断 汚職批判の首相「Twitterを撲滅する」
トルコでTwitterへのアクセスが遮断された。Twitter上で周辺の汚職情報を流されていたエルドアン首相が「Twitter撲滅」を宣言した直後の措置。
トルコで3月20日、Twitterへのアクセスが遮断された。国営アナトリア通信によると、人権やプライバシーの侵害があるとして同国裁判所がアクセスブロックを命じたという。エルドアン首相周辺の汚職についての情報がTwitterで出回っており、同首相が「Twitterを撲滅する」と宣言した直後の措置だ。
アナトリア通信によると、裁判所は違法とされたリンクを削除するようTwitterに命じたが、Twitterが応じなかったため、当局がブロックする措置をとったという。
米Twitterの公式アカウント「@policy」はトルコのユーザーに対し、SMSを使えば更新が可能だと呼び掛けている。
21日はTwitter8周年。最近「国境なき記者団」が発表した「インターネットの敵」リストにはトルコは含まれていない。
関連記事
- 米国が「インターネットの敵」に初認定──国境なき記者団
国境なき記者団が毎年発表する「インターネットの敵」リストに、元NSAの契約職員がリークした機密文書でネット監視システムを暴露された米国と英国が初登場した。 - シリアのインターネット、約2日間の遮断からほぼ復旧
内戦状態のシリアで11月29日から全面的に利用できなくなっていたインターネットと携帯電話回線がほぼ復旧した。当初政府当局はテロリストの仕業だとしていたが、国営放送では「故障を修理した」と報じた。 - GoogleとTwitter、エジプト向けに「ネットなしでツイートできる」サービス
ネットが遮断されているエジプト向けに、音声回線を使ってTwitterに音声メッセージを投稿できるサービスをGoogleとTwitterが立ち上げた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.