LTE格安SIM競争激化 BIGLOBE、ぷららが「月額900円」プラン同時発表
春の商戦期に入り、格安SIM各社が価格競争を繰り広げている。NTTぷららとNECビッグローブがそれぞれ、NTTドコモのLTEに対応した月額900円(税別)の通信サービスを24日に発表した。
春商戦に入り、LTE対応格安SIM各社が価格競争を繰り広げている。3月24日にはNTTぷららとNECビッグローブがそれぞれ月額900円(税別)の通信サービスを発表するなど、月額900円のエントリー向けの低価格プランで特に競争が激しくなっている。
各社に先駆け、インターネットイニシアティブ(IIJ)は3月上旬、月額900円の「mio高速モバイル/D」の高速データ通信容量の上限を月1Gバイトまでに倍増させると発表。NTTコミュニケーションズは20日、「OCN モバイル ONE」のエントリーコースの容量を1日50Mバイトまでに拡張し、月額900円に値下げすると発表した。
24日にはぷららとビッグローブが追随。ぷららは、LTE対応高速データ通信サービス「ぷららモバイルLTE」で、月額900円の新プラン「定額ライトプラン(50MB)(仮称)」を4月24日から提供すると発表した。下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsの通信が1日50Mバイトまで可能で、月間データ通信料の上限はない。
ビッグローブは、下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsの通信が月間1Gバイトまで可能な「BIGLOBE LTE・3G」の「エントリープラン」を4月1日から値下げ。従来は月額933円で提供していたが、4月1日から月額900円にする。既存ユーザーも改訂後の料金を自動で適用する。
また、U-NEXTは同日、ヤマダ電機と業務提携し、LTEに対応したデータ通信サービス「YAMADA SIM powered by U-mobile*d」の販売を20日から始めたと発表した。既存の「U-mobile*d」と同様、下り最大112.5Mbps/上り最大37.5MbpsのLTE通信を利用できるサービスで、月間1Gバイトまでなら月額680円、1Gバイトを超えると月額1980円の2段階定額制プランなどをラインアップしている。
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